作家の言葉
裂織りの技法を作品に展開しています。
《裂織りとは》
経糸(たていと)に木綿/麻/絹/毛などの糸を使用し、
緯糸(よこいと)には木綿や絹の生地を細く裂いたものを使用するのが特徴です。
着古した着物を裂いて、織り直して、新たに仕事着やこたつ蒲団、
帯などに仕上げて、広く人々に利用されてきました。
そこに昔の人の生活の知恵が偲ばれます。
現代の消費文化の中で置き去りになってしまったぬくもりを、
裂織りの中に見つけたような気がしています。
作家のプロフィール
- 1971年
- 商店建築主催のヨーロッパデザインセミナーに参加
(スエーデン、イギリス、フランス、スイス、イタリアへ) - 1972年〜
- デコレータとして百貨店・ショッピングセンター・専門店の店舗ディスプレイを手がける
- 1989年
- 「琴花照応」プロデュース(マリエ、オルビス)
「琴花照応」(フランスにて舞台演出) - 1994年
- 織作家 豊田 栄美氏に師事
裂き織を始める - 2001年
- 二人展「Réponse」 MILESTONE ART WORKS
- 2002年
- 第1回全国裂織協会・芸術部門において優秀賞を受賞
作品展「夕照」 MILESTONE ART WORKS - 2003年
- 第2回全国裂織協会・芸術部門において審査員賞を受賞
作品展「Stick」 MILESTONE ART WORKS - 2006年
- 作品展「mizu」 MILESTONE ART WORKS
- 2007年
- 作品展「緑の交感」 MILESTONE ART WORKS
- 2008年
- 作品展「彩」 MILESTONE ART WORKS
- 2009年
- 作品展「シャイングリーン」 MILESTONE ART WORKS
- 2010年
- 二人展「Réponse」 Ⅱ 富山大和